ヤマハ銀座店
カフェラウンジで楽しむ"ライブラリー"

2階カフェラウンジに併設されたライブラリーのコンセプトは「紙から聴こえる音」。"表現者" "暮らし" など11のテーマに分けて、約700冊の本が並びます。その中から今月のピックアップテーマを、さらに蔵書の一部をご紹介します。

安心してお楽しみいただくために
お客さまがお読みになりました本は、スタッフが本専用の除菌機にて除菌を実施しております。安心して、ゆっくりとお楽しみくださいませ。
音楽と表現者たち

音楽作品を生み出す作曲家、作曲家が紡いだ音を奏でる指揮者や演奏者など…音・音楽を表現する人もカタチもさまざま。ライブラリーを通じて新しい出会いを探してみませんか。
Ai ジョン・レノンが見た日本
著者:ジョン・レノン/絵、オノ・ヨーコ/序・監修
出版社:ちくま文庫
出版年:2001年
2020年に生誕80年を迎え、現在も世界中の人々に愛され続けているアーティスト ジョン・レノン。彼はスケッチブックを使って日本語を学び、練習していたというエピソードがあります。スケッチブックには、単語やそれにまつわる表現をローマ字で綴り、さらに頭に浮かんだイメージをイラストにして描いていました。どんな言葉に興味を持ち、どのようなイラストを描いたのでしょうか…"自分" "日本へ"など、8つのコンテンツに分けて紹介しています。
「でも、この本を通して、ジョンはあなたにもっと大事なことを教えてくれていると思うのです。 ―新しい世界に向かうには、ちょっとした遊びの感覚とたくさんの愛がいるということを。」
『Ai ジョン・レノンが見た日本』 "INTRODUCTION[オノ・ヨーコ]" p18より引用
ポートレイト・イン・ジャズ/ポートレイト・イン・ジャズ2
著者:和田 誠、村上 春樹
出版社:新潮社
出版年:1997年/2001年
≪イラストレーター×小説家≫
和田誠氏が1990年代に開催された個展・展示会、その後追加で描かれたジャズプレイヤーの肖像画。そしてその絵を見た村上春樹氏がエッセイを寄せたもので、1・2巻に合わせて52人が登場します。
「展覧会の絵は方々に嫁入りをしてちりぢりになるが、村上さんの文章を得て、ぼくが描いたジャズメンがまた一堂に会することができた」
『ポートレイト・イン・ジャズ』 "まえがき 和田 誠" p4-5より引用
ジャズにあまり馴染みのない方も、見て読んで、彼らの音楽を聞いてみたくなるような一冊です。
35人の演奏家が語る クラシックの極意
著者:伊熊 よし子
出版社:学研プラス
出版年:2019年
音楽ジャーナリストである著者が数多くのアーティストにインタビューしてきた中から、指揮者やピアニスト、ヴァイオリニストやオペラ歌手など、35人が語った言葉やエピソードをあつめた一冊。アーティストの素顔や音楽に対する想いだけでなく、クラシック音楽の新たな魅力に出会えるかもしれません。
「さあ、35章の「小さな物語」の扉を開けて「大きな音楽の世界」に入りましょう!」
『35人の演奏家が語る クラシックの極意』 "プロローグ" p4-5より引用
音楽とマンガ

音楽とひたむきに向き合う登場人物の姿に心を打たれ、応援したくなったり、感情移入してしまったり…。つい一気に読んでみたくなる音楽マンガが並びます。
坂道のアポロン(全9巻+BONUS TRACK)
著者:小玉 ユキ
出版社:小学館<flowersフラワーコミックスα>
出版年:2008~2012年
物語は1960年代。主人公は父親の仕事の都合で親戚のいる長崎に転校する。そこで破天荒なクラスメイトとの出会いをきっかけにジャズに魅了されていきます。ジャズを通して深めていく友情・恋心・音楽がまぶしく交錯する青春群像劇。
ヤマハ「おかえり、おんがく。」に出演の俳優 中川大志さん。2018年に公開された実写版映画では、主人公のクラスメイト 川渕千太郎役で出演されていました。
ピアノの森(全26巻)
著者:一色 まこと
出版社:講談社<モーニングKC>
出版年:2005~2015年
森に捨てられたピアノは主人公にとって、小さなころからオモチャ代わり。小学5年生のときに東京から転校してきた、幼少からピアノの英才教育を受けているクラスメイト、小学校の音楽教師との出会いをきっかけに、主人公は天才的なピアノの才能を開花させます。友情、挫折…そしてショパン・コンクールへの挑戦。それぞれがピアニストとして成長していく姿を描いた作品。2007年にアニメ映画化、2018年にテレビアニメ化もされ話題になりました。
BLUE GIANT(全10巻)
著者:石塚 真一
出版社:小学館<ビッグコミックススペシャル>
出版年:2013~2017年
バスケットボール部に所属していた主人公。ある日友人に連れられて見に行ったジャズに心打たれます。そこからひたむきに、仙台 広瀬川の土手でテナーサックスの練習に明け暮れる毎日。それはすべてこのために…
「世界一のジャズプレーヤーに、なる。」
『BLUE GIANT 第1集』 p3より引用
様々な仲間と出会い、成長していく主人公の姿や熱い想いに心揺さぶられる作品です。