ヤマハ銀座店
Yamaha Hall 10th anniversary 出演アーティストから寄せられたメッセージ
以来、その優れた音響特性を活かし、アーティストと共にオリジナルの主催公演を企画、開催してまいりました。
そして、多くのアーティスト、音楽ファンの皆さまと感動の時間をともにしながら、おかげさまでリニューアルオープン10周年を迎えます。
感謝の気持ちを込め、この度、10周年を記念するシリーズ“Yamaha Hall 10th Anniversary” を開催いたします。
卓越した音響空間、演奏や息遣いを間近に感じられる親密な距離、そしてアーティストと共に練り上げた芸術の本質に迫るプログラムを通して、ヤマハならではの音楽体験をお届けいたします。
2020年1月公演
仲道郁代(ピアノ)
ヤマハホールとの出会いは、小学生の頃の全日本学生音楽コンクールの東日本大会でした。大きな緊張と胸の高鳴りと共に、銀座の大通りを歩いたことを今でも思い出します。ホールが新しくなりました今でも、この場所へ来ると、当時のことを思い出します。ヤマハホールは、私にとってピアノを弾くということの原点に立ち返らせてくれる場所なのです。
今回は、素晴らしいヴァイオリニストのシュトイデさんと演奏できますこと、とても楽しみです。
シューマン、ベートーヴェンの作品の密度の濃い細やかなアプローチを、客席の隅々まで存分に伝わるヤマハホールにて、ぜひお楽しみになっていただけたらと思います。
フォルクハルト・シュトイデ
(バイオリン)
銀座のヤマハホールは先進的で現代的な日本を象徴していると同時に、この国の偉大な伝統も表していると思います。
クラシック音楽をこよなく愛するというこの伝統は、日本の素晴らしいお客さま方からいつも感じ取ることができます。そして、新しく造られるどんなホールにも、その愛情が込められていると思います。
ヤマハホールは現代的で洗練された建築と卓越した音響は先進的な日本を具現しており、その音響は、クリアさと温かさを兼ね備えていて、舞台上でとても気持ちよく演奏ができます。ヤマハホールの更なる発展を祈って、この記念すべき10周年に心より祝福をお贈りいたします。
I think, the Yamaha Hall in Ginza stands for the new and modern Japan and at the same time for a great tradition in that country too.
The tradition is this impressively strong love for the classical music, that you can find in Japan with its special audience. And each new concert hall is a sign for that love. The modern and stylish architecture and the formidable acoustic shows the modern Japan.
The sound in the hall is clear but not cold. On stage it’s a good feeling to perform.
I wish Yamaha hall all the best for the following years and express my warmest congratulations to the anniversary!
秋田 勇魚(ギター)
今から10年前、当時中学生だった私は、憧れのアーティストのコンサートを聴くためにヤマハホールに通いました。心地よい音響のこのホールで、私が演奏できることが心から嬉しく、今からもう楽しみでなりません。
大萩康司(ギター)
ヤマハホール10周年、おめでとうございます!ギターの音を余すところなく伝えられる、素晴らしい音響を持ったこのホールの記念すべき10周年を、素晴らしいギタリストの皆さんとお祝い出来ることを幸せに感じつつ、心込めて弦を弾きます!!
沖仁(ギター)
ヤマハホール10周年、おめでとうございます。ここで演奏させていただく度に、木の温もりと響きの暖かさを感じます。同じナイロン弦ギターを全く異なるアプローチで鳴らす4人が集うスペシャルな一日、僕も楽しみにしています。
小沼ようすけ(ギター)
ヤマハホール10周年、おめでとうございます。今まで沢山の影響を僕に与えてくれた大萩康司氏、十数年ぶりに再会する沖仁氏という僕にとって夢のような共演を企画していただいたことに感謝しております。当日は気持ちいいホールの響きと、素晴らしいお二人との再会と、特別な1日になることでしょう!
伊藤ゴロー(ギター)
10周年おめでとうございます。ヤマハホールはギター音楽のために造られたと言ってもいいくらいギターの響きが心地いいホールなのです。そして今回レジェンドの方々との共演にとてもワクワクしてます。
押尾 コータロー(ギター)
銀座ヤマハホール10周年!この記念すべきライブでは、ホールの響きを活かした選曲で渡辺香津美さんとのセッションをたっぷりと聴いていただきたいと思っています。アコースティックギターの音色を楽しんでもらえたら嬉しいです。
荘村清志(ギター)
ヤマハホール10周年、おめでとうございます。ヤマハホールは日本の中でも最も素晴らしいホールの一つで、今回も演奏できることを大変楽しみにしています。ホールの心地よい響きに酔いしれてきっと良い演奏が出来ると思います。
渡辺香津美(ギター)
ギターは千の響きを持つ。奏でる人それぞれで異なる弦の音色は、銀座ヤマハホールのステージで翼となって、ギタリストの心を解き放つ。10周年を迎えた令和二年睦月に、此処で友たちと音で戯(たわむ)れあえる喜びを、客席の皆さまにも届けたい。
2020年2月公演
脇園 彩(メゾ・ソプラノ)
ヤマハホール10周年、心よりおめでとうございます!ヤマハ銀座店は学生の頃から通った思い出の場所で、お店の上に新しくホールが出来ると聞いた時はとってもワクワクしたことを覚えています。それから早くも10年が経って、そんな夢見ていた場所で初めてのリサイタルを行わせていただくことになりました。人生は素敵な驚きに溢れていることを年々より深く実感します。芸術は触れる人の人生を映し出すと言います。私たちは音楽を聴くときこれまでの軌跡を辿っているのかもしれません。そう考えると一つの音楽にどれだけの人生があることでしょう。リサイタルではいらして下さる方皆さんの物語一つ一つ、そして勿論ヤマハホールの10年間と繋がりたいと思っております。
2020/2/19(水)19:00開演
脇園 彩 メゾ・ソプラノ・リサイタル
- ※公演は終了しております。
徳永二男(バイオリン)
ヤマハホール10周年、おめでとうございます。
ヤマハホールは、私にとって最も心に残っている大切なホールです。小学校1年生の頃から師事した先生の年2回の門下発表会、そして学生コンクールや日本音楽コンクールの予選の会場として、幾度となくこのステージを踏みました。私の音楽的成長は、まさにヤマハホールとともにあったと言っても過言ではありません。
そして、リニューアル前のヤマハホールのクローズドコンサート、新ヤマハホールのオープニングコンサートにも出演いたしました。
その後も、光栄なことに毎年1、2回は登場させていただいております。10周年を迎える2020年にも、お二人の巨匠とともにトリオ公演に出演させていただくことになっており、ヤマハホールには感謝の念に堪えません。
ヤマハホールの、今後のますますの発展をお祈りしています。
2020/2/22(土)14:00開演
徳永二男、堤剛、練木繁夫による珠玉のピアノトリオ・コンサート Vol.6
- ※公演は終了しております。
堤剛(チェロ)
ホールのリニューアルオープン10周年を迎えられ、心からお喜びを申し上げます。私のようにその前身を知っていただけでなく、何度か舞台に立たせていただいた者にとっては感慨もあり、新しくなったホールに大きな期待を持っておりました。そして何という喜びなのでしょう!音響の素晴らしさだけでなく、昔の貴族の館のサロンを彷彿させる気品のある雰囲気!弦楽器にとっても、とてもシンパセティックなホールなのですが、特にグランドピアノの響きには独特の美しさがあるように思えます。そして魅力のある音楽会が次々とあり、恰も東京という大都市のド真ん中にある音楽芸術のオアシスのような感さえあります。本当におめでとうございます!
2020/2/22(土)14:00開演
徳永二男、堤剛、練木繁夫による珠玉のピアノトリオ・コンサート Vol.6
- ※公演は終了しております。
練木繁夫(ピアノ)
ヤマハホールとは、銀座という名前が日本人にとっての憧れであり、誇りでもあった頃からのお付き合いです。演奏会は何度も聴きに来ましたし、師事していた先生のクラスコンサートにも出演させていただきました。 子どもの頃は、銀座に行けるというだけで心が踊ったものです。新しいヤマハホールになってからは、リサイタル、マスタークラス、そして徳永二男、堤剛両氏とのトリオシリーズでお世話になっています。日本に数あるホールの中でも、ここは長い歴史を感じさせられるホールの殿堂で、 演奏できることはこの上ない幸せです。10年の間、ヤマハホールを支え続けてきた皆さま、心から10周年おめでとうございます!
2020/2/22(土)14:00開演
徳永二男、堤剛、練木繁夫による珠玉のピアノトリオ・コンサート Vol.6
- ※公演は終了しております。
小曽根真(ピアノ)
ヤマハホール10周年、おめでとうございます。
このホールで演奏したピアニストで「ピアノの音色を聴くには世界中で一番贅沢なホール」だと感じるのは僕だけではない筈です。通常は2,000人キャパのホールで演奏されるCFXというコンサートグランドピアノをこの至近距離で、そしてこんなにインティメイトな空間で聴ける場所は他にはないと思います。僕らピアニストが大きなホールでは殆ど使わないような繊細な表現を、ここヤマハホールでは存分に使って演奏することができます。その分、演奏家の心の動きが丸出しになってしまう怖さもあり、至福とチャレンジが表裏一体になった唯一無二の空間です。
僕がひょっこりクラシックの世界に迷い込んだのは今から17年前。その頃はCF-IIISという名器に出逢い、そしてCFXが生まれ、このホールもそれと同じ頃に誕生しました。ヤマハのピアノに育ててもらった自分が、このホールの10周年のお祝いに演奏をさせていただけることは本当に幸せです。今日は皆さんの心に響くような「ヤマハホールならでは」の音を出せるように思いっきり弾いてみたいと思います。どうぞお楽しみください。
2020/2/26(水)19:00開演
小曽根真 スペシャル・コンサート
- ※公演は終了しております。
2020年3月公演
上野耕平(サクソフォン)
ヤマハホール10周年おめでとうございます!
僕が初めてこのホールで演奏したのは、まだホールが出来たてホヤホヤの9年前の2011年。この年の日本管打楽器コンクールで優勝したご褒美に出演させていただいた公演で、まだ大学一年生の時でした……。懐かしい。
次に思い出に残るのは2015年、CDデビューを記念したリサイタル。
そして2020年の今回。この喜ばしい記念の演奏会に出演させていただける嬉しさ、そしてヤマハホールの豊かな響きと共に、当日お客さまと一緒にどんな音楽空間と出会えるのかとても楽しみです!
- ※公演は終了しております。
菊本和昭(トランペット)
ヤマハホール10周年、誠におめでとうございます!私も幾度かヤマハホールの舞台で演奏させていただきましたが、その一つ一つが忘れられない経験となり今日に至っております。この先も20年、30年とたくさんの演奏家とお客さまに「忘れられることのない贅沢な音と響き」を体感させてくれることでしょう。
本日は、ご来場の皆さまはもちろんのこと、ヤマハホールへのお祝いと感謝の気持ちを込めて、都内のプロオーケストラを中心とする13名の金管・打楽器奏者たちがこの日のために集結しました。
オーケストラ曲としてもお馴染みの「祝典序曲」と「展覧会の絵」を始めとしたロシア音楽を、個性の違うプレイヤーたちが何にも替え難いアンサンブルでお届けします。
2020/3/11(水)19:00開演
ロシアン・ブラス・ナイト!~菊本和昭と仲間たちによる「展覧会の絵」~
- ※公演は終了しております。
宮田大(チェロ)
Yamaha Hall 10th Anniversary本当におめでとうございます!
私にとってヤマハホールと過ごさせていただいた10年間はとても充実した日々で、年月がこれほどゆっくり満腹に感じられたことは中々ありません。何故なのかと考えた時に、ヤマハホールとは沢山の演奏家と、色々な楽器の組み合わせで様々な挑戦的なプログラムに参加させていただき、私にとって刺激ある経験と思い出が沢山詰まっているからだと感じました。
ヤマハホールの響きは、芳醇で艶やかな音が広がり父の様な大黒柱のような太い響き、時には母の様に暖かく包み込む様な響きで演奏家を助けてくれます。
これからも世界の中心であるヤマハホールの皆さまの笑顔あるご対応と、ホールの美しい響きを沢山の方々に楽しんでいただけたら嬉しいです。
その為に微力ながらも、1人の演奏家として私もお役に立てれば幸いです。
2020/3/16(月)19:00開演
宮田大と仲間たち ~ウェールズ弦楽四重奏団と共に~
- ※公演は終了しております。
ウェールズ弦楽四重奏団
﨑谷直人/三原久遠
(バイオリン)
横溝耕一(ビオラ)
富岡廉太郎(チェロ)
この度はヤマハホールリニューアル10周年、おめでとうございます!
この重要な節目となるシーズンに、我々の大切な仲間である宮田大さんと、シューベルトの名作、弦楽五重奏曲を演奏させていただけますことを心より感謝申し上げます。
シューベルトは弦楽四重奏でも名作をのこしましたが、この弦楽五重奏曲は彼の室内楽作品の中でも重要な位置を占めています。
この作品のもつ “親密な” 空気感、宮田さんとウェールズQの信頼と友情、そしてヤマハホールの持つ特別な雰囲気が三位一体となり、皆さまと共にこの素晴らしい10周年をお祝いできましたら幸いです。
2020/3/16(月)19:00開演
宮田大と仲間たち ~ウェールズ弦楽四重奏団と共に~
- ※公演は終了しております。
広田智之(オーボエ)
10年という時の流れは人生を大きく変える事の出来る時間でもある。ヤマハホールも10年という時を経て演奏家とお客さまを繋ぐ空間の役割を見事に果たして来た。
私事だが、自らがプロデュースをしたオーボエが3度リニューアルした。その度にヤマハホールでのコンサートに使用し、その性能を確かめて来たという歴史がある。H リミテッドはまさにヤマハホールと共に進化して来た。新しい楽器が瑞々しい振動を得て、段々と美しく響き始めるように、ホールも鳴らす事により楽器としての響きが磨かれる。
この10年で進化した濃密な響きは、紛れもなく銀座の文化的象徴であり即ち演奏家とお客さまの誇りの空間である。
これからも双方に愛される特別なホールであり続けることであろう。10周年おめでとう。これからも宜しく頼みます。
大萩康司(ギター)
ヤマハホール10周年、おめでとうございます!!
自分にとってヤマハさんとのお付き合いは、8歳の時に初めて触ったギターから始まりました。
まさかその後33年を経てヤマハホールに直接お祝いの言葉をお贈りできるなんてその頃は思ってもいませんでしたし、こうして度々演奏させていただける機会を得られることも、もちろん嬉しい想定外の出来事です。
クラシックの演奏家にとって楽器の一部でもあると言っても過言では無いコンサートホールの響き。その豊潤な響きを備えたヤマハホールが、これまで支えてくださった数々の素晴らしい演奏家達の名演を残して聴くものの記憶と人生を豊かにしてくださった事に感謝し、これから未来永劫後世へ受け継がれてゆくことを心から御祈り申し上げます。
神谷百子(マリンバ)
新しく生まれ変わってから10年の年月を経て、ますます熟成されたこの美しいホールで演奏させていただけることを大変嬉しく光栄に思っております。
華美に音を作るのではなく生まれる音を素直に活かしながら音の中にある芯をしっかり捉えて、その輝きや中に込められた意思をちゃんと引き出してくれるヤマハホールの素晴らしい響きは、まさに私が感じているヤマハマリンバの音のイメージと同じです。次の10年もこの場所から沢山の音楽が生まれ、多くの方に感動を伝えてくれますよう心より願っております。
ホール10周年記念の一端を担わせていただく今回のリサイタルは、リサイタルシリーズ「Pieces of Peace」のスピンオフ版です。昨年のリサイタル含めこれまで何度も共演をお願いしてきた3人と、今後もっと「このメンバーによる演奏会」を作っていきたい、という4人の気持ちが一いたしました。まだユニット名も決めておりませんが、このコンサートが「4人による演奏会」の第一歩です。